現場の進捗状況により撮影するタイミングが難しく、皆さんへご紹介できずに
いましたが、2月いっぱいでほぼ完成をしましたので、先日現場におじゃまして
撮影してきました。
外観は車で近くを通った際に目にすることもあったかもしれませんが、
内部に関しては以前遊戯室を少しご紹介しただけで、ほとんどの部屋が今回
初披露となりますので、整備内容や特徴を含めてご紹介していきます。
まずは外観をご紹介致します。
今年は本当に雪が多くて、皆さんも除雪に大変苦労をしたと思いますが、
現場でも余していました。
写真を見ると屋根の雪も1M以上積もっているように見えますが、実は庇と屋根で
段差が50cmありますので、実際は5、60cmくらいの雪が現在も屋根の上に載っています。
7日現在で外構工事が少し残っていまして、歩道部分にインターロッキングを敷いて
いますので、正面全景写真が撮影できなく、雰囲気だけご紹介します。
正面玄関真正面です。
これ以上引いて撮影すると、本当に雪しか写らないのでこれが限界です。
5月の連休の頃に、綺麗に咲いている4本の桜をバックに再撮影をして
ご紹介したと思います。
正面右サービスヤード付近です。
エアコンの屋外機やキュービクル等の設備機器類をを目隠しフェンスで隠しています。
下の写真は横から覗いたところですが、キュービクルがしっかりと見えています。
下の写真2枚は、園庭から園舎を撮影したものです。
園庭工事は令和4年度発注になりますので、雪融けと共に芝生を張ったり、
フェンスを設置したり、遊具を組み立てたりする工事に取りかかります。
外壁の仕上げはフッ素鋼板(白)と杉板(茶)との組み合わせ
これは、雪山に埋もれていた門柱です。
開園までには周りの雪も融けるとは思いますが、町道からのアプローチの
左側に設置してあり、周りには芝生が張り付けてあります。
次は内部のご紹介をします。
下の写真は正面玄関になりますが、外部入口はインターロッキング工事を行って
いるので撮影できませんでした。
園児の登園降園並びに子育て支援室利用の方はこちらから出入りします。
こちらは職員室になりますが、備品の机等がまだ配置しておりませんので、
電話やLAN配線など床に置きっ放しになっています。
こちらは子育て支援室です。
現在子育て支援は、中央公民館1階を利用しておりますが、4月からはこちらの方で
利用者の方々を支援してまいります。
個室の授乳室を併設しておりますが、トイレや調乳室はこども園と兼用で使用します。
こちらは中庭になります。
玄関から建物内に入ると真正面に配置しており、光と風を建物内に取り込み、
低年次の園児にとっては隔離された安全な遊び場となります。
こちらはだんだんホールという遊び場であり集いの場でもあります。
英語表記で「DEN」デンといい、隠れ家や巣という意味で使われ、壁に沿って
トンネルがあったり、円形ベンチ横に滑り台があったり、一部トンネル上には
頑丈な網を掛けてトンネル内とステージ上部と会話ができたりもします。
最上部には絵本をおいて、園児はそこからお気に入りの絵本をベンチに座りながら
見たり読んだりします。
こちらは1、2才児保育室になります。
写真中央に見えている収納家具が可動式になっており、約1m前後にスライドできます。
低年次園児に関しては、年度によって利用する園児数が大きく異なる可能性があるため、
1、2才児互いの利用者数に応じて可動家具を移動させて使用します。
こちらは3~5才児保育室になります。
定員数や部屋の大きさは違えど、保育室すべてに明るい日差しが入り込んできます。
天井にはエアコンや換気扇を露出で設置してあり、それを隠すのに杉ルーバーで
見えづらくしています。
こちらは遊戯室になります。
しりうち認定こども園最大の居室で約164m2の広さがあります。
ここでは入園式やお遊戯会等の様々な行事も行われます。
また、こども園は町の福祉避難所に指定予定であり、この遊戯室は避難所としての
中心的な役割を持っています。
奥に見えている窓は調理室につながっており、調理室から直接避難室に食事提供が
できるようになっています。
こちらが調理室です。
一部の機器以外はほとんど新しく購入した機器類になります。
ヘルシー調理には欠かせないスチームコンベクションオーブンも新設しました。
また、停電時には備品の発電機を接続することにより、最低限の調理機能を
保持でき、避難所への食事提供も可能にしております。
こちらは園児用トイレです。
小便器は円形の壁に5台、奥に洋便器も5台設置しています。
洋便器の扉もすべて違う色にしてあり、園児によってはきっとお気に入りのドアの
場所を使用するのかなあと考えながら選定しました。
こちらは2才児用トイレです。
こちらはすべてオープンになっていて、外からでも廊下からでも保育室からでも
どこからでも安全に見守ることができます。
写真真ん中の茶色のものは、手摺とペーパーホルダーになっており、何と動物の
ゾウになっています。とってもかわいいです。
こちらは沐浴室兼1才児用トイレです。
汚物流しや写真には写っておりませんが沐浴用バスセットも設置してあります。
こちらは遊戯室前の廊下です。
ちょっと見えづらいのですが、室名サインが壁より突き出しで取り付けてありますが、
ベースとなる木材の加工は、町内在住の男性のご厚意で無償で加工していただきました。
こちらは多目的トイレになります。
福祉避難所を想定しての設置で、障害者の方や子連れ親子、オストメイトの方々が
安心して利用できるようになっております。
こども園新園舎のご紹介は以上になります。
今後の予定ですが、施工者から引き渡しを受けた後は、カーテンの取付けや備品の搬入や
両園の引越し等が次々と始まり、4月11日には開園セレモニー並びにこども園としての
初の入園式が行われます。
園としては4月からスタート致しますが、残りの園庭工事を春から行って7月には
完成予定ですので、近隣住民の皆様にはもう少々工事のご協力をこの場をお借りして
お願い申し上げます。
また、この園舎は知内産杉材を使用したり、道産材を知内で加工した材料を使用したりと
地域に大変密着して作られました。
先祖が大事に育てた木材で建物を建てて、その建物が子孫である園児の皆さんを大事に
育てていき見守っていき、すべての園児が笑顔でこども園に通ったり色々な行事を楽しく
行っている姿を早く見てみたいものです。
今回新園舎建設にあたり、令和3年4月から今回まで計11回にわたりご紹介致しました。
完成内覧会も令和4年3月21日(月・祝)9:00~11:00に予定しておりましたが、
コロナウィルス感染症のまん延防止期間のため、中止となりました。
楽しみにしていた方には申し訳ございませんが、当ページの写真でご確認ください。
お問い合わせ
建設水道課建築係
049-1103
北海道上磯郡知内町字重内21-1
電話:01392-5-6161
FAX:01392-5-7166