現場の方は8月いっぱいで基礎工事が終了し、9月中旬からは木工事に取りかかっており、
下の写真は、基礎工事終了後の敷地内の全景写真になります。
こども園への出入りは、旧知内小学校のアプローチと同じく、写真右下の町道からの出入り
となっており、裏側への通り抜けはできないようになっております。

下の写真は、建て方をし始めたところを撮影したものですが、クレーン車を右左に
各1台ずつ配置して作業をしております。
こども園で使用する木部材は大きく重いので、とても人力では手に負えませんので、
クレーン車で配置する位置まで運びます。
今年8月の雨による作業の遅れや、やはり雪が降る前に外装工事を終わらせたいという
現場サイドの考えにより、大工さんを2班に分けて各々にクレーン車を1台ずつ配置し、
工期短縮を図っています。

建て方作業は、9月中旬から2週間ほどで終了しました。
外構工事もいよいよ本格的に始まってきましたので、現場周辺の仮囲いも少し
小さく設置し直しました。

下の写真で、建物左上の一段高くなっている部分が遊戯室になり、中央部の楕円形に
なっている部分が光庭になります。

屋上から見た遊戯室です。

光庭廻りになります。
作業員が落下しないように、水平ネットを取り付けています。

遊戯室の調弦梁のアップになります。
大きすぎて役場にあるカメラでは入りきりませんでした。

光庭の楕円の部分ですが、よく見ると円ではなく正多角形になっているのが
おわかりかと思います。
綺麗な楕円形の壁にするには、その壁に取り付けるサッシも丸くしないといけないの
ですが、とっても金額が高いんです。
ですので、今回はがまんをして正多角形として製作いたしますが、遠くから見ると綺麗な
楕円形に見えると思います。

下の写真の×と書いてある板は、設備の配管が通る穴に蓋をしているものです。
穴を開けたままにしておくと穴に足を落としたり、資材や工具を落とす可能性がある
ので塞いでいます。

下の写真にある「く」や「お」は、部材位置を示すための番付というものです。
設計図では横軸をX、縦軸をYとして、主要な壁毎にその通りを表記し、X1通りや
Y3通りなどと記載されます。
大工さんに言わせるとそれでは間隔が広すぎて解りずらいので、昔から独自に縦横90cm毎に
部材位置の番付を決めています。
横軸は1,2,3と数字表記で、縦軸が平仮名なのですが、何と「いろはにほへとちりぬるを」
いわゆる「いろは歌」なんです。
こども園現場では最後が「し」になりますので、42列あることになります。
木材加工業者さんに「いろはにほへと」だと若い人が解りずらいので、「あいうえお」
に変えれないか聞いたところ、できなくはないそうなんですが現場からそんな話はされた
ことが無いそうで、逆に「いろは歌」を覚えることも建築の勉強の一つだと言ってました。
でも実際は大工さんも全部は覚えていないので、間違え防止と作業効率をあげるために、
床に番付を張っているそうです。

お問い合わせ
建設水道課建築係
049-1103
北海道上磯郡知内町字重内21-1
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FAX:01392-5-7166